新発見プレスリリース

2011年1月

小滝で日本最古のサメの歯化石コクリオドゥスを発見(PDF 148KB)

糸魚川市小滝の石灰岩から糸魚川市民が発見した化石が専門家によって研究された結果、日本で最古の、世界的に珍しいサメの歯の化石であることがわかった。


2011年5月

小滝の石灰岩から甲殻類の化石サイクラスを発見(PDF 163KB)

児子修司博士(広島大学)と茨木洋介学芸員(フォッサマグナミュージアム)が共同で研究した糸魚川市小滝の石灰岩の化石が、世界でも最古級であり、東アジアで初めてとなる(後に2番目と判明)甲殻類に属するサイクラスという名の生物の化石と判明した。

2011年12月

青海石灰岩中から甲殻類の化石サイクラスを発見(PDF 170KB)

フォッサマグナミュージアムの「化石の谷」(化石採集を体験できる屋外施設)にある青海石灰岩から、県外から見学に来ていた小学生が発見し、フォッサマグナミュージアムの学芸員が鑑定したところ、国内2例目(後に3例目と判明)のサイクラスのなかまの化石と判明した。


2014年4月

新潟県最古の硬骨魚類化石を発見(PDF 1.42MB)

フォッサマグナミュージアムとアマチュア化石研究家との共同調査により、小滝川の来馬層群由来の転石から発見された。


2016年12月

新潟県最古の化石(礫岩中の礫からシルル紀放散虫)を発見(PDF 878KB)

新潟大学・産業技術総合研究所との共同研究により、小滝川の礫岩中から新潟県最古の放散虫の化石が発見された。

2017年11月

橋立金山産自然金の発見(PDF 419KB)

糸魚川市内で初めて、橋立金山産の金鉱石(自然金)の標本を発見した。金鉱石は、数ミリの自然金が肉眼で観察でき、標本価値が高いものである。

2019年6月

青海川で発見されたサメの歯化石に初めて学名(軟骨魚類ペタロドゥス科)が付く(PDF 316KB)

新潟県糸魚川市の青海川下流で発見された化石が、約3億2千万年前の肉眼サイズのサメの歯の化石であることがわかり、青海石灰岩のサメの化石として初めて学名(軟骨魚類ペタロドゥス科)が付いた。


2019年10月

日本海側から初!オキナエビス科の化石発見(PDF 422KB)

糸魚川市今井の今井層から、日本海側から初めての発見となるオキナエビスのなかま(原始的な巻貝のなかま)の化石が、市民によって発見されました。
 今回の発見は、オキナエビスのなかまが生きていたおよそ1,400万年前のこの地域の環境や、フォッサマグナの形成過程の解明につながる貴重な資料です。